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2019年12月に完成した新築木造住宅に併設されたピアノ教室(川越市・南古谷駅周辺)です。この木造ピアノ防音室は、当初は別の専門業者が基本プランとラフスケッチをすでに作って検討が進められていました。

ところが、依頼者(ピアニスト)とご家族で希望されていた内容やご予算に課題が生じて、その解決策を模索するために別の専門業者を探されたようです。その中の一つとして「防音職人」という私が運営していたホームサイトを見つけたということです。

主な課題は、ピアノ室の遮音性能と費用対効果です。他の専門業者は、分厚い防音壁と床下換気を潰す工法を提案していたようですが、私の提案は従来の木造軸組在来工法をそのまま活かす防音設計でした。しかも、総額や遮音性能から見て費用対効果の高い、壁などを厚くしないコンパクト設計仕様でした。

最終的に私の提案書・計画書が支持され担当することになった次第です。

かわのピアノ教室(川越・南古谷)

このピアノ教室は、夜間でも安心してフォルテシモ演奏ができます。

木造建築だけではなく、木材や木製品から音楽防音室まで「木材・木造」ネタを中心に投稿したり、防音設計技術の理論に関連する事例やエピソードを投稿する情報サイトを始めました。

防音職人note

住宅の防音設計や木造防音室の実例の情報サイトが少ないので、少しでも事例などを紹介する機会を増やそうと考えました。

最近、木造ピアノ室など担当現場の予定が大幅に遅れるなど、新しい事例をご報告することが減ってきたので、既往の事例を中心に考察しています。

この現場は、鹿児島県内の木造ピアノ防音室の事例です。同じ県内の元契約者よりご紹介されたものです。

依頼者のご家族が材木店を経営されているので、仕入れや施工は自分たちで手配されました。私の担当は防音施工説明図と壁・床に使用する防音材の納品でした。

防音効果は、近所に音漏れで迷惑にならないレベルになり問題はないのですが、私が推奨した無垢材フローリングをご予算の関係で変更されたため、音響が少しきつくなり、写真のように私が手配した吸音ウールで調整していただきました。※床の音響調整はDIY

防音壁と床の遮音構造は、仕上材を除くと約30ミリと非常に薄い構造です。防音材と木材などを効果的に組合せています。※新規の石膏ボードは使用していません。


この木造防音室は、依頼者のピアノとドラム練習のためだけではなく、知人とアンサンブルするための多目的な音楽室(新築)です。※場所は長野県内の住宅地です。

2年前に完成しましたが、その続報とともに、昨年ご友人の木造音楽室の件(東京都内)をご紹介いただきました。もちろん、ご自宅の件が非常にうまく行ったので、別件をご紹介いただけたと思います。

音響も防音効果も非常に満足され、ほかの専門業者の見積り金額の約半額で完成したことも高評価につながりました。防音構造も、ほかの専門業者の半分以下の厚さであり、空間が狭くならずに有効活用できたことも、とても喜ばれました。

この事例は、私が数年前に担当して約2年前に完成した国立市内の木造ピアノ防音室(ピアノ教室)です。

特長は24時間ピアノ演奏が気兼ねなく出来ることと、無垢材・針葉樹合板・軟質シージング板など木製品で音響調整を行ったことです。

防音壁の厚さは約90ミリですが、遮音性能はD-65以上あります。依頼者はプロのピアニストで、ご家族はヴァイオリンが得意で、アンサンブルが出来るような音響と防音性能をご希望でした。新築着工してから約1年間かかりましたが、依頼者のご希望に応えることが出来ました。→24時間演奏できる木造ピアノ防音室

この琵琶教室は、当初は依頼者がDIYで私が納品した吸音材を活用して練習室を作られたのですが、その後、木造住宅をご家族と一緒に購入されて琵琶音楽教室として防音リフォームしたものです。(防音設計と施工は防音職人が担当)

窓と戸外に面する壁ついて防音施工を行いました。依頼者はプロの琵琶奏者です。

榎本百香の琵琶教室(オフィシャルサイト)

この新築木造在来工法のピアノ室は、昨年の12月に音響チェックを含めて完成したものです。特長は音響効果を重視した傾斜天井および無垢杉材フローリング、部屋を狭くしない防音壁です。

木造軸組在来工法のピアノ室の特性は、建物全体で快適な音響が確保できる「建物全体で鳴る楽器音楽室」です。無垢材を含めた木製品と木造と相性の良い防音材を複合的に構築して十分な防音効果と良好な音響が得られるように設計しました。

東京都国立市に隣接する府中市内の住宅地に建っている木造住宅に、ピアノ教室を開くために依頼された木造現場です。

比較的古い(平成)物件で和室と洋室が引き戸一枚で区切られている室内を、一部屋にまとめてフローリング仕上げのピアノ防音室(洋室)としてリフォームしたものです。

画像に示すようにグランドピアノがギリギリ入るような間取りですので、普通の音響・防音設計では対処できない部屋でした。苦心して床下補強や薄型の防音壁などを設計・構築して、防音効果だけでなく音響の良いピアノ教室を造ることが出来ました。

ちなみに、この案件は他の専門業者には不可能なリクエストでした。

この写真は、江戸東京たてもの園で撮影した保存木造建物の一コマです。

木々の緑に囲まれた木造家屋の風景は私の大好きなシーンです。

建物内部も見学できますので、木造建築が好きな人にはお勧めです。


このピアノ室は数年前にリフォームで完成したアップライトピアノのための木造防音室です。

特長は、木造軸組在来工法でありながら、防音壁を約25ミリから40ミリ程度の厚さで構築したことです。

また、床は必要最低限の防音材施工を行い、予算を節約するため、施主にタイルカーペット敷きをDIYでしてもらいました。結構、DIYが好きなかたでしたので、快諾していただけました。

音響・防音効果は、依頼者が満足できるレベルになり成功しました。今まで担当したピアノ室の中では最も薄い防音壁で対処した音楽防音室となりました。貴重な事例です。


今年の夏に完成した新築木造住宅に併設したピアノ・リトミック教室です。

夜遅くピアノの練習ができる防音室としても機能するように防音構造を施工しています。特長は部屋を狭くしない薄型の防音壁と無垢の杉材を使ったフローリングです。

音響と防音効果のバランス、費用対効果を追求した音楽・リトミック専用の木造防音室です。グランドピアノだけでなく、チェンバロにもマッチする音響を考慮しています。


写真の木造住宅は提携先が新築を担当した現場です。

梁・柱や壁、床材など大半が無垢材で建築されています。無垢材は集成材に比べてキクイムシ・シロアリに強く耐久性があります。

集成材は単価は無垢材に比べて少し安いですが、防腐剤・防蟻剤などを塗布するなど余計な手間と経費が掛かりますので、トータルでは大差ないです。

しかも、防腐剤は化学物質であり、健康住宅とは言えません。必要最低限の天然塗料のみの無垢材のほうが心地よく安全です。

*提携先ホームページ:木造新築・リフォーム(国立市・府中市)